2005/11/19
下に映っている写真はライギョをモチーフとした陶器でできたオブジェ?置物?(なんと表現したらいいんだ?)です。
本来の使用用途は不明。全長約80cm(割と巨大です)。
とある「そうてつローゼン」の中のお店で見つけました。
私としては、待合室の一角に観葉植物で占められたエリアがあるので、その植物たちの足元にでもそっと置こうか・・・と考えていました。
病院に持ち帰ったところ、スタッフから大ブーイング。「気持ちわるーい」とのことです。
「何でこんなものを待合室に置くんですか?飼主さんたちも気味悪がりますよ?」
確かに家内も買うときはかる~く反対していました。
皆さんは「ライギョ」という魚をご存知でしょうか?漢字では「雷魚」です。
1923年(大正12年)頃、朝鮮半島から移入されたといわれる外来魚です。
ほぼ全国的に生息しており、私が子供の頃は池や川でかなり頻繁に見かけられました。
またブラックバスがほとんどいなかったので、ルアーフィッシングの対象魚として当時の少年たちを夢中にさせたものです。
私も近所の池で70~80cm もの大物をよく釣ったものでした。
しかしブラックバスが全国的に広がって生息し始めてからは、急速にその姿を消していきました。 今も相模川などにいることはいますが、まず見かけることのない幻の魚となってしまいました。
私にとってライギョは古き良き時代の象徴のようなものだと思います。(三丁目の夕日みたいなもの?)
私と同年代の男性の中には、賛同される方もけっこういるのでは?
その証拠に、このライギョの置物は3個仕入れたのが2個はすでに売れ、最後の1個とのことでした。
私の家内は「ライギョグッズは見つけ次第、そく狩るべし」と命じられ・・・嫌がっています。
このライギョの置物の行き着く先は?・・・床の間か?似合うかも。
ライギョの置物
ライギョの置物-全体
ライギョの置物-頭部分