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stuff-院長のコラム2008

Vol.32 無駄な検査とは? 2 平成20年3月20日

さて前回の続きです。

疑問点その1
「最初からバリウム検査をなぜしてくれなかったのか?」よく言われることです。
そう考えてもおかしくないと私も思います。またそういう方法もありです。
たとえ飼主さんが「何も飲み込んでいない」と言っても、獣医師の常識としては「何かを飲み込んでいる可能性」を完全に除外することはありませんので、飼主さんの要望しだいで行います。

しかし実際に当院に来院する「嘔吐している犬」は胃炎等が原因であり、最初の投薬でよくなる例のほうが圧倒的に多いのも事実です。
投薬のみで治った場合、検査は結果的に不要ですし、検査を行うことが犬にも負担になりますし、飼主さんの財布にも負担になります。
また、このようなケースでは逆に検査を行った場合(結果は異常なし)に「不必要な検査だったのでは?」と言われてしまうこともありました。
難しいでしょう?

疑問点その2
「血液の検査と単純エックス線撮影の検査は不要だったのでは?」
結果的にはその通りです。
しかし前提は「何も飲み込んでいない」なのです。
腎臓や肝臓が悪くて吐いている場合はこの検査を行わないと診断できませんし、それを否定できたからこそ「何かを飲み込んだ可能性」も再浮上したのです。

飼主さんが「何も飲み込んでいない」と言っているのに、最初から飲み込んだものを探す検査は獣医師も行いづらいですし、無理にすすめれば最悪ケンカになってしまいます。
難しいでしょう?

もしも犬がサランラップを飲み込むシーンを飼主さんが見ていた場合、バリウム検査も必要ないでしょうね。内視鏡を使って胃からサランラップを取り出せばおしまいです。

さて、結論ですが・・・無駄な検査とは何か?正解はないかもしれません。それぞれの人の受け取り方しだいです。
当院の獣医師は正確な診断をしてあげたいという気持ちと同時に、金銭的なことも含めて飼主さんの負担をできれば減らしてあげたいとも考えています。
しかし、疑われる病気からよっぽどかけ離れた検査以外はやっておいたほうが、「情報が増えるので助かる」というのも獣医師として正直なところです。

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Vol.33 うまうま猫 平成20年3月27日

当院ではペットホテルも併設していますので、多数の犬猫をお世話する機会があります。
性格や癖の類は千差万別で、それこそ100頭いたら100通り。
その中で可愛い癖を持った猫たちがまれにいます。

その猫たちはご飯をあげるとしゃべりながら食べます。
「うまい、うまい」って。

信じられないかもしれませんが実話です。そういう猫が実在します。
子猫に多い気がしますが、成猫になっても「うまい、うまい」言っている子も見ました。
実際に見てもらえれば一発で納得してもらえますが、想像するのは難しいかも・・・。

実際には食べながら声を出しているだけでしょうが、モグモグするのにあわせて見事に「うまい、うまい」といっているように聞こえ、実にほほえましい。
こういう子はフレンドリーな性格の子ばかりで、人を見ると何か話しかけてくるように鳴くタイプです。

飼主さんが迎えに来た時、「返したくないな~」なんて正直思っちゃいますね・・・。

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